主な心臓病の検査 |
下記の検査のほかに、さらに詳しく調べるためにカテーテル検査や造影検査などがあります。 |
生理機能検査 |
心電図 |
心臓が収縮する時に心筋から発生するわずかな電気を増幅させ、波形グラフ化して心臓の異常を調べる検査。 |
負荷心電図 |
運動などをして、心臓に一定の負担をかけ潜在的な血流不足を検出する検査。 |
ホルター心電図 |
24時間継続して、心電図を記録し一過性の血流不足や、不整脈を調べる検査。 |
超音波検査
( 心エコー ) |
心臓を画像化し、心臓の形、心筋の厚さや動き、弁の動きや血流などを調べる検査。 |
血液検査 |
GOT |
さまざまな臓器の細胞に含まれる酵素で、障害を受けると細胞から逸脱し血中濃度が増加する。特に、肝疾患、心疾患で上昇する。 |
LDH |
CPK(CK) |
心筋、骨格筋、平滑筋、脳などの細胞に多く含まれる酵素。筋肉疾患、心疾患で上昇する。 |
CK-MB |
CPKの3つの組成(アイソザイム)の中の1つで、最も心筋に多く含まれる酵素。
急性心筋梗塞の早期診断に有用。 |
心筋トロポニンT |
心筋を構成する蛋白質。 心筋障害に特異性があり、急性心筋梗塞の早期診断に有用。 |
ミオシン軽鎖T |
心筋を構成する蛋白質。 心筋梗塞の病態把握に有用。 |
ミオグロビン |
筋肉中に存在する蛋白質。 急性心筋梗塞で上昇する。 |
HANP |
心臓の心房または、心室で合成され、血中に分泌されるホルモン。生体の体液バランス、血圧調整に関与し、心不全で上昇する。 |
BNP |