●歯周病は慢性の破壊性炎症
歯周病は細菌の感染による慢性的な炎症です。歯周菌がつくる毒素や生体が産生し炎症を引き起こす物質は、歯周病の病巣から血液中に入り、全身に影響を及ぼすと考えられます。
 細菌自体や細菌が作り出す毒性物質、あるいは細菌に抵抗する白血球や白血球から放出される「サイトカイン」、 「プロスタグランジン」と言うような物質などが血液中に入り、全身の臓器に運ばれると、様々影響を及ぼすと推測されています。

●糖尿病と双方向の関係
糖尿病の人が歯周病になりやすいだけでなく、歯周病が糖尿病を悪化させる場合もあります。
●動脈硬化や低体重児早産との関係
歯周病のある人ほど動脈硬化による心臓疾患が多いことや、歯周病のある妊婦の子どもが低体重児早産になりやすいことが確認されています。
口腔と全身の健康の関連性