歯肉溝(歯周ポケット)内には様々な血液蛋白あるいは炎症関連成分などが存在し、その量は歯周病と関連性を持っています。
歯周病関連細菌由来の成分だけでなく細菌に対する生体反応によって産生される成分もバイオマーカーとなります。
歯肉溝バイオマーカーとは

・歯肉溝(歯周ポケット)から採取される歯肉溝滲出液(GCF)中には細菌に由来する物質だけで
 なく、様々な血液蛋白あるいは炎症関連成分などのバイオマーカーが存在しています。
 これらのうち、炎症マーカーと血液マーカーの2成分が、歯周病の進行と関連性が高いことが
 確認されました。

・ラクトフェリンは白血球中に含まれるタンパク質であり代表的な炎症マーカーです。
 またα1-アンチトリプシンは血液中に含まれるタンパク質であり代表的な血液マーカーです。