有毒植物
毒キノコ以外にも毒をもつ植物は200種類くらいあるといわれ、同じ植物でも部位によって食用の部分と有毒部分があるものもあります。根がゴボウ、ツボミがオクラに似ているチョウセンアサガオやトリカブト、ヤマゴボウは猛毒のアルカロイドを含有しているため大量摂取で呼吸停止が起こります。ジャガイモの芽に含まれるソラニンは嘔吐、下痢、呼吸困難を起こし、青梅、アンズの種子は青酸による呼吸停止を引き起こします。
毒キノコ
日本には5000種以上のキノコがあり、多くキノコがキノコ毒を持っています。毒の成分は様々で、症状も下痢、嘔吐、腹痛から重症の場合は死亡することもあります。キノコ食中毒は9月〜11月に集中して派生し、そのほとんどが家庭内で発生しています。食用かどうかを区別する方法については多くの迷信がありますが、判断は専門家でないと無理で、素人判断は禁物です。また、キノコ毒は加熱では消えません。キノコ食中毒の原因キノコは、シメジに似ているクサウラベニタケ、シイタケに似ているツキヨタケ、カキシメジの3種類が全体の70%を占め、死亡事例ではドクツルタケによるものが多いと報告されています。
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